インフレも暴落も株高もOK。流されない、自分を見失わないための、米国株長期投資のおすすめ書籍 3選

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株式投資が難しいと思ったら読む本

私が探し求めている世界基準の知識には、株式投資に関するものもあります。そんなものあるのか、そんなどんな時でも、どんな国でも有効な株式投資のルールなどあるのか?そんなことを思うかもしれません。でも、実をいうとルールではなく、一種の株式投資をしていく上での負けないための妥協を教えてくれる本という言い方がいいでしょう。

次にあげる3冊は私の投資のベースを作ってくれたもので、この3冊があるから損をせずになんとか凌げた場面や、誤った判断をしないで済んだケースも1度や2度ではありません。

株式投資において、どういう風に辛抱して待つか、どういう風に決算書を読んで経営者を見るのか、みんなが動揺している暴落時に、どんな考え方をするのか、それらを教えてくれます。

3冊を読む前提:バリュー株・グロース株の感覚がわかること

この3冊は、株を初めてすぐには読めないかもしれません。少なくとも株取引アプリをインストールしたりネット証券で少なくとも1〜2回は取引をして、ある程度、自分の買った銘柄を見つめるくらいのことはしておいたほうがいいです。初心者は読まないほうがいいかもしれない。

また、バリュー株・グロース株の意味や感覚のようなものがわかるほうがいいです。

グロース株

成長株のこと。一般的に小さな企業が多いが、テスラのような大企業もある。特徴は、値動きが激しく、価格上昇の余力がまだまだたくさんある。配当金をほとんど、もしくはあまり出さない。調達資金や銀行融資で設備投資や企業規模を、まだまだ大きくしていかなければならない。

(IT企業、電気自動車、代替肉(大豆肉など)、フィンテックなど)

バリュー株

大企業が多い。市場の占有率が高く、新規開拓の要素があまり残されていない。株主還元を重視しており、配当金も多く出す企業がある。ただし、要注意なのは、衰退産業で株価が暴落している場合、配当金に対し株価が低すぎてエセバリュー株になるケースもある。

(タバコ、製造業、商社、銀行、建設など)

ただし、グロース株・バリュー株というのは、必ずどちらかに別れる、というものでもありません。バリュー株でもあり、グロース株でもある40年企業であるマイクロソフト(配当金2.2〜3.5%)のようなグロース・バリュー半々のような株をあります。

今をときめくFANG(日本で言うガーファム)Google、Facebook、Apple、Netfilix、amazonもいずれはバリュー株になります。その感覚ができるだけわかる方に読んでもらいたいです。

『投資で一番大切な20の教え』ハワード・マークス

PIT監督
PIT監督

著者は全米有名投資ファンド「オークツリー」の創業者。
そんな著者が、リーマンショックの3年ほど前から市場の歪みに気がつき、会員に向けてどのように振る舞えば、来るべき危機で大勝ちできるのかを解き続けたメールマガジンを収録。
暴落をチャンスに変える、逆張りのメンタリティを知ることができる良書。

関連記事:逆張りのメンタルと手法を伝授 ハワード・マークス『投資で一番大切な20の教え』要約・概要

『株式投資の未来』ジェレミー・シーゲル

PIT監督
PIT監督

みなさん、S&P500社の上場期間を知っていますか?
なんと、平均12年らしいです! 個別株って全然安全じゃない!

本書では100年間の株式の数値を集め、大規模な調査を実施。
どんな株が儲けて儲からなかったのかを記録しています。

この著書では、どの書籍よりもいち早く、個別株よりも市場平均をベンチマークにするETF(株の詰め合わせ)が勝ることを証明。

期待が高かったIBMなどの初代グロース株が、バリュー株のタバコ株に負けていた事実も世に出し、話題となりました。『成長の罠』という定義も超有名です。

関連記事:みんなが読み間違えてる伝説的書籍をざっくり解説「株式投資の未来〜永続する会社が本当の利益をもたらす」ジェレミー・シーゲル著 要約・概要

『バフェットからの手紙』ウォーレン・バフェット

関連記事:難解名著を一発解説。社長の人柄&買収センス・業務の明快さ・企業のクリーンさで投資をした男『バフェットからの手紙』ウォーレン・バフェット著の分析 要約

500兆円を超える資産を持ち、長期にわたって世界長者番付のベスト5に入り続けている投資の神様バフェット。

そんな彼が、自身の投資会社バークシャーハザウェイの定期株主総会で、報告する際の資料(手紙)を元に、投資家に向けて株式投資の秘訣を語った書籍。

社長のスタンス、事業成績より買収センスを見るなど、一般人にはわからない、でも納得のいく着眼点が多い。

以上です。参考にしていただけるとありがたいです。

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