ブログ執筆者について

こんにちはPIT監督といいます。さらっとプロフィールをいうと、東京藝術大学大学院卒で、映画監督をしています。
年収は手取り450万円程度(サラリーマンなら600万ぐらいか?)
とはいえ、不安定で、コロナ禍では100万円くらい減りました。
本業は、書籍の編集者で、今まで不動産や経済や学術出版の編集を行なっており、現在は金融家メインの書籍編集に携わっています。
妻子あり。株式資産1,500万円、不動産を2つ所有。
年間読書本数は500冊(職業上読む時間も労働時間なので)。
トラブルが起きると本なんて読んでられない?
みなさん、お仕事中にトラブルに見舞われることは少なくないですよね?
私は頻繁にめんどくさいことに遭遇します。嫌な人、苦手な人、多いですw
特に、繁忙期になるとトラブル続きで、解決策も暗中模索……。とても生きた心地がしないし、そんなときに本なんか読んでられねえよって、思いますよ。確かに。
でも、トラブルを解決してくれるのは、やはり知識です。
また、ストレスからの逃げるノウハウや気にしないという選択肢は、自分だけでは生み出せないことが多い。だったら、そういうたぐいの本を読んで事前に備えるのはどうでしょう。
今回はそういうコンセプトで、おすすめの書籍をご紹介します。
相手がわからない・狂っていると思うときに
『異文化理解力 相手と自分の真意がわかるビジネスパーソン必須の教養』エリン・メイヤー
関連記事:読んだ日から即使えるノウハウを掲載。外国人と揉めないコツはこれ一冊で十分。日本文化の分析も『異文化理解力』エリン・メイヤー

トラブルを引き起こすのは何と言っても人間関係。
本書は、実は外国人に対してだけではなく、性格が違いすぎる同僚や立場の違う上司、親などのへの考え方も導いてくれます。
特に、訳のわからないことを言いがちな、性格や考えの合わない上司に対しては役立ちます。本書を読めば、発言の背景にあるものを察する力がつくのです。タイトルは地味ですが、すごい本です。
この人たちとうまくやっていけるか不安……。
『Learn Better ― 頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ』アーリック・ボーザー
関連記事:わーわーぎゃーぎゃー騒ぎながら困難を乗り越える集団が1番強い。インテリは逆に貧弱『Learn Better ― 頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ』アーリック・ボーザー

もっときちんとした人と仕事をしたい。
日常的にそう思っている人は多いでしょう。しかし、現場が大混乱していていても、なぜか結果が出る集団が世の中には少なくない。というか、本当は、そういう多種多様な人種、性格の集団の方が強く、結果を出す。
本書はそんな研究結果をまとめています。他人には何を言っても、なかなか変わってくれることはありません。だったら、次にどうするか?
そんなことを考えさせてくれるかなりの良書です。
『(日本人)』橘玲
関連記事:日本人の100%は「自分は集団に馴染めない」と思っている。が、それゆえに集団に“変に馴染む”。橘玲の代表作『(日本人)』を読む

そもそもの揉め事のを見つめることはできないか?
なぜなら、あなたが単に日本人の典型ではない可能性があるんです。気がつくのが遅ければ面倒なことになるかも。
結論を言うと、典型的な日本人は実は集団的な人間ではない。
それは外国人の視点を借りて導くことができます。
著者は、ここがわかると多くの問題が解決するというのです。
マスコミの嘘は、騙したいのではなく、〇〇がないから
『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』ハンス・ロスリング
今ならオーディブルで無料で読めます
関連記事:メディアは嘘や騙しをしたいわけではない。ファクトフルネスという最高の精神安定方法『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』ハンス・ロスリング

この本はあなたの判断に『ちょっと待った!!』と言ってくれる本です。え、それってどういうこと? そう思うかもしれませんね。
あなたの意思決定をしている前提、それ本当に大丈夫ですか?ということを促してくれる本なのです。だから、ベストセラーになった。
例えば正社員って安定ですか? 実は嘘なのです。
むしろ、もっと格差をつけて労働スタイルの多角化をしないと、人々の生活は安定しなかったりするわけです。不思議ですよね?
そういう嘘情報は、世間がずっとアップデートされないことから来ているのです。あなたの常識、一度、点検してみませんか?
うまくいきそうな気配が感じられない……
『マインドセット「やればできる!」の研究』
関連記事:【動画あり】無駄を避け、落ち込まない。判断を謝らないコツ『マインドセット「やればできる!」の研究』キャロル・S・ドゥエック著 要約

すぐ落ち込みがちなあなた!
落ち込むにはまだ早い!!そんな本です。
人間は、どこからどこまでが自分にできないことなのか?ということを、全く知らないで生活しているわけで、キリンやゾウ、ワシやタカ、猿とかの野生の動物からすると『人間は勝手に悩んで、勝手に精神を痛めつけている』動物だと見えているはずです。
それは何とか改善しないと!
自分とは何か?から始まり、自分の良さ、悪さを見つける本です。
この仕事、やりがいがない、人のためになっていない……
『ブルシット・ジョブ―クソどうでもいい仕事の理論』デヴィッド・グレーバー
関連記事:笑えて読めて、自分の仕事への怒りや不満を一気に無くす名著『ブルシット・ジョブ―クソどうでもいい仕事の理論』

その仕事、やりがいは?
そんなに苦しんでやる必要ある?
プレッシャーをでかくしぎ!
実は、この世にあるほとんどの仕事は、実はクソ仕事なのです。
いいんです。仕事に生きがいとかなくて。
むしろあると幸せになれない可能性が高い!
『仕事』の隠れた側面を徹底的に研究した本が、この本です。
クソ!クソ!クソ! 本文中には何度も汚い言葉が登場します。
でも日々労働で苦しむあなたを確実に癒します。
自分は、ちゃんとしたキャリアを歩んでいない……
『パルプ』チャールズ・ブコウスキー
関連記事:スラングやケンカ言葉を多用して底辺労働者を癒した。グランジブームの誘導役でもあったが、ノーベル文学賞にはカスリもしなかった世界的作家『パルプ』などおすすめ3選:チャールズ・ブコウスキー

チャールズ・ブコウスキーは、かなりの遅咲きのスラング的な文豪。
50歳代まで50種類以上ものバイトで生活をつないで、何度も何度も会社をクビになったり、送った原稿をボロクソ言われたりしながら、人生の大半を無駄に過ごしてきました。
そしていつしか、そんなひどい私生活をネタに多くの小説を書くように。
彼を日本に最初に紹介したのは、1990年代のグランジブームを産んだニルバーナのカート・コバーンだと言われています。
以後の30年の間、若者を中心に人気であり続けています。彼の持つ底辺イズムを知れば、あなたの悩みも柔らかくなっていくはずです。