ボロ戸建て投資の元祖・元ハリウッド俳優の超面白い文体『まずは100万円で一等地の空き家を買いなさい』加藤ひろゆき 要約・概要

投資

要点

  • 文体がチャールズ・ブコウスキー(60〜70年代アメリカ低俗小説風)
  • 体験談・運営方法が多い印象
  • 本文の半分が加藤氏の弟子筋
  • 最初から100万円の一等地が買えるわけではない

注意点

  • 雪国の建物はその他のエリアと構造・耐久性が違う(舞台は北海道)

元ハリウッド俳優だった著者による著作

著者は、スパイ小説をもじった独特の文体で知られる北海道のカリスマ不動産投資家。築古物件のパイオニアの中の一人です。

業界で標準用語となった「鬼のような指値(商標登録申請中)」

そんな彼の著作の中でも比較的新しい本作は、主に体験談・運営・客付けに関して書かれており、中でも加藤氏の弟子筋の記述が多くありました。

加藤氏はユーチューバーとしても活動しており、「鬼のような指値」という流行語で不動産業界では知らない人はいません。

そんな著名人である著者は、多くの弟子を持ち、日々彼らの教育をしてます。

しかし、驚いたことは、彼のお弟子さんの購入までの遅さ。

加藤さんのお弟子さんだからサクッと、すぐ不動産投資を始めるかと思いきや、読んでみると結構、みなさん1年ほどの勉強時間を設けています。それだけ、築古物件の見極めというのが「難しい」というのがわかります。この辺の実直さは、本書の良いところです。

舞台は北海道。北国のボロ戸建ては、案外頑丈

私自身、本書を読んで改めて思ったのですが北国は基本、建物の建て方が関東とは違います。

つまり、10万で買った築30年の物件でも、関東の400万の築25年の物件より、おそらくはるかに耐久性があり、メンテナンス性も高いということ。

これは本書を読む上で、最大の注意点です。

なので、もし他のエリアで不動産投資を検討して本書を買われる方は、
鵜呑みにせずに、使えそうな要素だけ注意深く引き出す必要があります。

関東や関西、中京地区など雪の降らないエリアの古い戸建ては、どうしても脆い。

よって、物件の見方に関しては少しこの本より厳し目に見た方がいいでしょう。

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