不動産以外もOK。銀行から融資を引く手法・挨拶状・お礼状も全公開『NOをYESに変える「不動産投資」最強融資術』安藤新之助 要約

投資

著者紹介

安藤新之助
愛知県出身 1972年生まれ 妻 子供二人の4人家族
不動産流通サイト最大手「楽待」の公認コラムニスト
淘汰が進む同社コラムニストの中でも高い信頼度と安定感を保つ珍しい存在。
不況でも数々の伝説的な融資を得てきた。
高校卒業後、建築現場の職人、IT関連メーカーを経て、業界最大手ハウスメーカーに約13年間勤務し、2015年12月にサラリーマンをセミリタイア。総投資額 17億9600万円 現在保有物件数 12棟195室 駐車場149台。業界信頼度も抜群で「NHKクローズアップ現代+」など出演歴多数

銀行員との面談をチェックする著者

本書を読むべき人

  • 銀行員との付き合い方に苦労している方
  • 銀行・信用金庫からの融資がなかなか通らない人
  • これから事業を拡大したいと思っている人
  • 具体的な成功する挨拶状やセールスレターを見たい人

不動産業界では「融資」は「安藤」

おそらく楽待さんで1番めに知られている投資家さんではないだろうか。

私の印象としては、彼、安藤新之助さんは、結構なんでも赤裸々に語る人だという印象。楽待DVDでは、不動産仲介業者との夜の接待、裏金の渡し方など、かなりすごいことを語っているし、楽待さんの素人の銀行面談シリーズ企画でも、ある種「どうやって好まれる嘘変換」をしていくのかを、ストレートに話している。

彼の前提には、おそらく偽善があまりないんだと思う。そして、普段偽善を求めてくる銀行や信金の担当者は、彼のような「正直で異常に礼儀正しい金の亡者」に、イレギュラーな感動を感じているのだろう。

他業種でも間違いなく使える「安藤流・融資思考」

安藤氏の手法は、相手の断る理由を事前に、どれだけ埋めてしまえるか、この一点である。

これは単に相手を知るだけというものではなく、先回りの思想である。そして彼のレベルは、断る、逃げる、ばかりして半ば病んでいる銀行担当者を逆に「癒してしまう」レベルのものである。安藤氏は、最初から金融機関の人間が、どれだけ苦労しているかを知っており、挨拶状で彼らに対する処方箋を書こうとしているのだ。

金融機関の人間は、個人的な金のために動くことはない。「他人(自社)のお金」を「他人に渡す」仕事である。むしろ「社内的な問題」さえ抑えたら、結構簡単にお金を差し出す人種であることを、著者は長い試行錯誤で気がついたのである。

付録キラーコンテンツ「安藤の挨拶状・お礼状」公開

本書では、安藤氏が対銀行で使った書類が豊富に掲載されている。これは、書籍でなければ得られない情報である。普段、私は本を読んだらさっさとアマゾンで中古でうるのだが、この本のところどころに掲載されている、彼の直伝の書類のレベルが高すぎて、なかかな売る気になれないのである。

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