“本当に役立つ” 株式投資ユーチューバー&配信11選(役に立たない&見なくなったチャンネルも):見るべき理由、おすすめ・警戒ポイントを解説:最新バージョン

投資関係について 投資
投資について

  1. 乱高下の2022年以降、ユーチューバーの撤退・無力化が相次ぐ
  2. 面白さは無駄。“本当に役立つ” がさらに求められる時代
  3. じっちゃま(広瀬隆雄):おむすびチャンネル
      1. 利点:群を抜く分析力・経験値+精度の高い年間・月別見通し
      2. 課題:日本への愛着のなさ、おむすびチャンネルの高額月額・使い勝手の酷さ
  4. 元上場会社社長のゆるゆる株式投資日記:日本の広瀬隆雄
      1. 利点:決算短信、財務の知識がリアルで実践的
        1. 元小売業・アパレル出身で、個別株の読み的中率が異常に高い
      2. 課題:国内株オンリー、I高PERへの投資は一切しない
  5. AC(米国キャリアの投資ch)
      1. 利点:動画のバリエーション(金融ニュース、ETF報告、トレンド・反トレンド分析)
      2. 課題:予想のばらつき、自主性の無さ、ポートフォリオ非公開化
  6. 後藤達也・経済チャンネル
      1. 利点:速報性、情報正確性、難しい情報の読解能力
      2. 課題:予測をしない、トレード前提ではない
  7. Makabeeの米国株【ジム・クレイマー応援ch】
      1. 利点:バリエーション、アメリカ情勢、個別株の有益情報
      2. 課題:為替感ゼロ、当たり外れの波、休暇が多い
  8. 超保守的な資産管理チャンネル
      1. 利点:情報精度はダントツ、重要指標カバー率高い、速報性
      2. 課題:常に過剰な警戒。買いのタイミングを絶対示さないスタンス
  9. 瀬野晃好の株式投資チャンネル
      1. 利点:高難易度の決算短信の読み込み分析
      2. 課題:クソ株への愛が深く、偏りが激しい
  10. SPYD全力マン
      1. 利点:最も“使える”情報、感情と付き合う方法の伝授、高い情報精度
      2. 課題:更新頻度の低さ
  11. とも米国株投資チャンネル
      1. 利点:速報性(毎日更新)、情報網羅性(まとまりが良い)
      2. 課題:本人のトレード力が低い&幼稚な分析だが、視聴者に痛みはない
  12. ロジャーパパ米国株投資
      1. 利点:バリーション、NISA(家族全員分)ポートフォリオ公開、ネタの被らなさ
      2. 課題:予想を外す。前振り長すぎ、高額商材誘導(常時)
  13. たいそん投資
      1. 利点:抜群の国内銘柄分析力、穴銘柄予測、高配当株の見方の多彩さ
      2. 課題:更新頻度、タイミング感覚の無さ
  14. 役に立たない&見なくなったユーチューバー列伝
      1. 田中泰輔の関連
      2. 投資家養成チャンネル – Joe Takayama
      3. 楽天証券トウシル(アナリストの精度に問題)
      4. NOBU塾
      5. 宋世羅の羅針盤ちゃんねる
      6. ドルの助【お金と投資の学校】
      7. 高橋ダン
      8. 【投資家】ぽんちよ
      9. WATの米国株投資ちゃんねる!
      10. もふもふ不動産(不動産投資チャンネルとしても低評価)

乱高下の2022年以降、ユーチューバーの撤退・無力化が相次ぐ

私のブログの中で、ずっと続けてきた株式投資ユーチューバーの紹介だが、近年、激動が続いている。その理由として、金融緩和マネーが流入していたコロナ相場による株高が、終焉を迎え、市場が困難化しているからだ。

それによって投資系ユーチューバーの能力が、あからさまに評価しやすくなったのが挙げられるだろう。更新をしなくなったり、一気に再生数が落ちるチャンネルが続出している。

面白さは無駄。“本当に役立つ” がさらに求められる時代

役に立たなくなったユーチューバーを、応援の意味で見続けている人も少なくないという。情報がなんとなく役立ちそうだからついつい見続けているというケースもあるだろう。

ただそんなことをしているとこれからは危ないなぜなら、ダメ情報をつかまされると、一瞬で大損をする相場に突入しているからだ。

そのため、今回に関しては私が“役に立たなくなった”“ダメになった”ユーチューバーも巻末(一番下)に紹介することにした。なんとなく、情報がまだ使えそうだから……、と見続けているチャンネルがある場合は、そこに記述している判断などを、ぜひ参考にしてもらいたい。

では、10選の紹介をしていこうと思う。

じっちゃま(広瀬隆雄):おむすびチャンネル

利点:群を抜く分析力・経験値+精度の高い年間・月別見通し

広瀬隆雄(じっちゃま)として有名。圧倒的な分析力とマクロ展望で、日本の投資家を叱咤激励しながら、厳しく育ててきた彼の功績ははなりしれないと思う。

厳しいものいいから、アンチもコロナ後に激増している。彼らがいうように、短期予測ははずこともあるが、それでもトレンドを今まで一度も見誤ったことがないため、彼の動画を見ていて、彼の意見を素直に参照した場合において、損した投資家は、ほぼいないのではないかと感じる。

課題:日本への愛着のなさ、おむすびチャンネルの高額月額・使い勝手の酷さ

じっちゃまは、半分日本人で半分アメリカ人のタイプの典型である“日本人を相手にしているのに、日本人に愛着がない”という、側面がある。これは、桜井よしこや金平茂紀などの海外出身系の元キャスター・文化人に多いスタンスである。

そのため広瀬氏は日本株、日本円に関して聞かれても一切答えない。答える場合でも非常にバイアスのかかった意見を言う傾向がある。ここが日本人に嫌われる点でもあり残念なところでもある。

その他にも、基本的には“アメリカやアメリカの企業・証券会社に日本円が還流していく”のを、配信の最大の目的としているため、中国企業や反米国への分析が感情的になる傾向がある。

ただ、踏み上げ太郎(以前の広瀬隆雄氏の商売ネーム)時代のBRICs投資期間は、中国への蔑視感は皆無だったそうだ。それでも現在の国際情勢的に、中国への目線は一方的に冷たい。

それ以外にも、ブラジル、ロシア、中国の分析に関しては、米国分析では見せられないようなポカをすることがあり、近年、アメリカ国内が海外のコントロールができなくなっている状況に合わせて、じっちゃまの情報精度が下がる傾向がある。この点に関しては注意しておきたい。

じっちゃまは、あくまで米国株の帝王だということだ。

また、おむすびチャンネルの使い勝手の悪さの割に高額なサブスク料金もネックだろう。

私が使ってみて、おむすびチャンネルが使いにくいと思った点を以下にまとめる。

  • 動画容量が異常に大量(一度の配信で2ギガバイトくらい浪費する)
  • アーカイブ機能が頻繁にフリーズ
  • 月額料金がプレミアム(1500円)と一般料金(750円)を重複課金されやすい(前もって注意しないと避けることができない)※事務局は説明していると言うスタンス
  • 配信中に止まったり、音がバグることが依然として多い

これらのことを覚悟しつつ、有料課金しなければいけないのも、じっちゃま個人の問題ではないが、彼を悪く言う人を増加している少なくない要因だと思われる。

元上場会社社長のゆるゆる株式投資日記:日本の広瀬隆雄

利点:決算短信、財務の知識がリアルで実践的

日本株で私が最も尊敬するユーチューバーはこの元上場会社社長のゆるゆる株式投資日記だ。

彼のすごいところは、カブタンや決算短信を見ながら財務を臨場的に解説するだけではなく、例えば冬に好決算を出す業界、春夏に好決算を出す業界などのシーズナルな日本独自の相場の読み、株価の指標の見方を教えてくれるところである。

こんな感じのお顔です。

元小売業・アパレル出身で、個別株の読み的中率が異常に高い

日本の企業では、企業トップ以外は目にすることができない財務情報や市場情報がある。だからと言って、それらは調べることができないわけではない。要するに、その辺にある情報だが、まとめ方によって全然意味が違ってくる情報だと言える。

この元上場会社社長のゆるゆる株式投資日記は、それを元上場企業社長の視点で教えてくれる。これまで例えばテイツー(7610)、オンワード(8016)、青山財産ネットワークス(8929)などの急上昇株を次々と言い当ててきた。

そういう意味で、今後も眼が離せない存在だ。

80円台でテイツーを紹介し、自らも大量保有する様をリアルタイムで伝えた。

課題:国内株オンリー、I高PERへの投資は一切しない

課題は、いわゆる相場の長老的な存在であること。要するに、一般的な投資家が期待するIT株などの高成長株への投資は全否定する点である。つまり、高PER株を推奨することはない。

また、テクニカル指標も完全に無視である。古き良き相場師というところが、人によっては抵抗がある点となるだろう。だが、予想の精度は無視できないものがある。

AC(米国キャリアの投資ch)

利点:動画のバリエーション(金融ニュース、ETF報告、トレンド・反トレンド分析)

AC氏は、とても淡々としている投資系ユーチューバーだ。

だが、そこで語られる情報の網羅性は高く、特にETFの資金移動を毎週日曜深夜に配信してくれているのだが、この回の情報が特に、アメリカ市場を見る上で重要な視点を与えてくれる。

以下のその特徴を羅列してみる

  • アメリカの機関投資家が毎週チェックする指標を網羅している
  • 突発的なイベントにも柔軟に対応する
  • 自身は危険な投資もするが、視聴者には基本、超安全な投資しか薦めない
  • 配信にブレ、ムラがない
  • 短期的なトレンドの見極め精度が高い
  • 週ごとの重要イベントを正確に教えていくれる

実際に私のトレードに役にたっている情報が最も盛り込まれているのはこのAC氏のチャンネルであることは間違いない。 じっちゃまは長期トレンドだが、AC氏は短期トレンドを淡々と解説する。

課題:予想のばらつき、自主性の無さ、ポートフォリオ非公開化

通常、アメリカの機関投資家は自分のスタンス・ポジションを複数持つ。

それは信用しているニュースソースによるところがあり、この見極めの難しさがACのチャンネルにも若干だがある。簡単に言うと、ACは(売り)(買い)の視点を並行してずっと持ち続けている。

また、以前は公開していたポートフォリオや自身の銘柄選定情報などは、有料チャンネル(490円)に移行してしまったので今は無料ではみることができない。

AC氏のポートフォリオは、私のものとも酷似していたし、日本人が運用しやすい特徴があったので、できればこの情報もフォローしたいところだ。今、契約するか検討している。

後藤達也・経済チャンネル

利点:速報性、情報正確性、難しい情報の読解能力

日経社員時代にTwitterでの情報発信で大ブレイクし、今は国民的な投資系のインフルエンサーになっていた後藤さんが、いよいよ日経をやめて独立した。そのチャンネルである。

わかっていて当たり前とされていたが“実はみんなわかっていなかった”ことを、見つけ出し、それを超わかりやすく説明する天才だと思う。だからと言って、リベ大の両学長とかバフェット太郎のような初心者向けで終わるインフルエンサーではないのが、また彼の凄みでもある。

課題:予測をしない、トレード前提ではない

予想をしない。むしろ予想を怖がる。これが、後藤氏の最大のネックである。

また、教養としての知識へのこだわりが強く、実際のトレードにどれほど役立つかの視点に立ってはいない。よって、全然、株式投資に不要な経済情報も時々含まれる。

ただし、その辺は見る方で調整すればいいだけのはなしなので特に問題はないかもしれない。

Makabeeの米国株【ジム・クレイマー応援ch】

利点:バリエーション、アメリカ情勢、個別株の有益情報

マカベー氏のアメリカの著名ファンドマネージャー・ジム・クレイマーのフォロー番組。ただ単に、彼のCBSでの番組を要約しているが、だが、それでも国民的なファンドマネージャーであるだけに、その情報は、侮れない。

ちなみに、ジム・クレイマーはじっちゃっまこと広瀬隆雄氏の現役時代のお得意様であり、ジム・クレイマーは広瀬氏をリスペクトしている。

特徴としては“アメリカ人投資家のムード”がわかる、数少ないチャンネルだ。

また、個別株を取引している人には超絶嬉しい、各企業の経営者とのズーム対談も頻繁に取り扱われる。直近だと、NVIDIAビヨンドミートアファームシェブロンなどのCEOがゲストで登場している。このような実践的な情報を出してくれるチャンネルは、他には存在していない。

課題:為替感ゼロ、当たり外れの波、休暇が多い

課題なのは、ジム・クレイマーの相場観に左右されるとこだ。

ジム・クレイマーの相場観の特徴は以下の通り

  • 中期展望で短期でも長期でもない(日本人は短期と長期が多い)
  • 特定の状況での読みが甘い(緩やかな上昇・下落局面で外す)
  • 米国以外の情報は情弱なため、海外影響要因の予測は弱い
  • 損切り、利確ポの読みは逆に神がかっている(個別銘柄の相談コーナーがある!)
  • 時事性に富んでいる

また、ジム・クレイマーは結構休みを取ることが多く、番組がない場合は、生の情報を得られないケースも少なくない。

ジム・クレイマー自身が取引をしている銘柄に関しては、場合によってインサイダー取引条項にひっかかるために番組では、なかなか放送されないと言うこともあった。

超保守的な資産管理チャンネル

利点:情報精度はダントツ、重要指標カバー率高い、速報性

運営しているのは、渋谷さんという方で、英語がかなりできて、資産運用ディレクターを長期で生業としているために、情報精度が非常に高く、読み込んでいる資料のレベルが最も高い。

しかも極度に保守的なので、このチャンネルで損をすることはゼロに等しい。

特に不安定な相場では、有効な情報を提示することが多く、安心感につながる。

課題:常に過剰な警戒。買いのタイミングを絶対示さないスタンス

元日経の後藤さんのチャンネルと同様、本チャンネルの最大のネックは“買い時を提示しない”ということに集約している。むしろ、買いのタイミングを見失う可能性すらある。

しかしながら、保守的な機関投資家が何を考えているのかを実に的確に伝えるため、買い時をスルーすることがあっても、人によってはマイルールを作るのに役立つ可能性もある。

瀬野晃好の株式投資チャンネル

利点:高難易度の決算短信の読み込み分析

日本株特有の難しくて、ごまかしの多い決算短信を、ズバッと見抜く、数少ない唯一のチャンネル。

だが、選定銘柄は少なく、偏りがある。だが、それでもその読み込みは、日本株全体の市場把握に役立つため、私の中での評価は実に高い。

とにもかくにも、日本株の怪しい決算短信の読み込みを教えてくれるところに感謝している。

課題:クソ株への愛が深く、偏りが激しい

残念なところは、オンキヨーや大塚家具、JDI(ジャパンディスプレー)などの、倒産株、クソ株への愛着が強いところだ。

瀬野さんは、管理指定銘柄で一攫千金を狙っている投資家でもあり、ほとんどの場合損をするその当手法に私は残念ながら同意はできない。それでも、クソ株分析はエンタメとしては面白い。

SPYD全力マン

利点:最も“使える”情報、感情と付き合う方法の伝授、高い情報精度

紹介するユーチューバーの中で、最もストイックなのがこちらSPYD全力マンである。

暴落時のベストムーブシリーズは、資金投入手法、メンタルケア、精神論、歴史、タイミング手法に関して、全てを網羅した半ば伝説と言える動画だと私は思っている。

動画の本数は寡作だが、日本の米国株投資家への影響度はかなり高い人物の一人だ。

課題:更新頻度の低さ

残念なのはその寡作ぶり。とにかく配信数が少ない。

しかし、動画の精度が高く、時期を問わず利用価値が高い。

ストイックさが徹底しているために、本当に配信したい内容が頭に浮かぶまで動画を作らないとのことなので、静かに見守るしかない。今後に期待。

とも米国株投資チャンネル

利点:速報性(毎日更新)、情報網羅性(まとまりが良い)

利上げ局面でもハイグロース株を握りしめ、短期売買にはまって大損をこいているとも氏だが、ユーチューバーとしての彼の情報提供能力は優れている。しかも毎日更新でかなりトレンドのフォローができる内容で、もしかしたら一番役に立っているかもしれない。

元々彼は几帳面な正確なんだと思う。そして、人一倍、他人に損をさせたくないと言う意識が高いために、何事にも控えめなスタンスをとる。

でしゃばりが多い米国株ユーチューバーの中ではある意味得意な存在だと言える。

課題:本人のトレード力が低い&幼稚な分析だが、視聴者に痛みはない

情報は有益だが、時々挟む“分析”がほぼ全て外れる

だが、彼のチャンネルを見る視聴者は、その情報の多彩さに惹かれているために、彼の分析の当たり外れにはあまり関心がないように思える。

恐ろしいほどトレードが下手なのが動画を見ていて顕著に露出している。少し前までは毎日更新ではなかったが、もしかすると大損と借金か何かでYouTubeを起動に載せなければいけなかったのかもしれない。時々、IG証券やサンワード貿易などのダメセミナー・商材に参加し、怖い商品へと誘導してくるので、その辺は注意しておきたい。でも最も使えるチャンネルだと思う。

ロジャーパパ米国株投資

利点:バリーション、NISA(家族全員分)ポートフォリオ公開、ネタの被らなさ

ロジャーパパは、声の爽やかさに相反して、高額商材を売りつけてくることで何度か炎上し、有名になったが、それでもチャンネル登録者数が伸びている不思議な存在である。

そして私も視聴者に含まれており、こうやって定期的に投資系ユーチューバーで推奨する記事で、仕方なく、ずっと彼を推奨し続けている。

それはなぜか? やはり英語圏の複雑な情報を拾ってこれるし、情報のまとまりがあって、それなりに見所があるからだと言える。

最近は公開頻度が減りつつある家族全員のNISA口座のポートフォリオ公開などは、初心者にかなりおすすめである。遡って、コロナショックのやばい時期などを見るのもおすすめだ。なぜなら、ロジャーパパは、高配当ETFのSPYDを最高値でジャンピングキャッチし、長期間、膨大なマイナスに苦しみながらも、その様子を配信し続けていたからだ。

課題:予想を外す。前振り長すぎ、高額商材誘導(常時)

動画の前後の情報商材の誘導が非常に長々しく、30分あると高額情報商材誘導がたいてい12分くらいある。本筋を見たい人は、動画の真ん中だけを見ればいいが、時々、真ん中に商材誘導を入れる時もある。

また、ロジャーパパの予想の精度は低い。

あくまで、ニュースサイトの爽やか版と思って見る、またはNISA口座なのどのポートフォリオ目当てで見るのがおすすめである。分析をあてにはしてはいけない。

たいそん投資

利点:抜群の国内銘柄分析力、穴銘柄予測、高配当株の見方の多彩さ

私が日本株で最も信用しているチャンネルだ。

国内株を分析する上で、一番の障害は「日本語の曖昧さと粉飾気味の誤魔化し」的な記述である。特に日本の決算短信は、この辺がひどいと思う。そんな読みにくい決算短信を今のところかなりの精度で読めているのが、このたいそん投資チャンネルだと言える。

彼の予想の精度はあまり高くないが、網羅的に日本の穴銘柄・高配当銘柄の分析をしてくれる。私も彼の推奨銘柄をよく買っており、マイルールがある人はこのたいそん氏の分析と合わせると有効だと思う。

↑瀬野氏のチャンネルのような狭い偏った銘柄ではなく、人気銘柄、魅力的な穴銘柄の分析は非常に使い勝手が良い。た

課題:更新頻度、タイミング感覚の無さ

たいそん投資チャンネルのネックは、更新頻度の低さだ。

ただし、彼が調子が良い時は毎日更新に近いくらい、頻繁に更新される。元々、Fラン大学出身で都内でブラック企業に勤めており、うつ病で実家に帰省。その後、ユーチューバーとなった。

現在は、地元企業に勤めて配信を再開したようだが、それでも以前のような頻度ではない。

また、銘柄選びに時事性が欠けている。

テクニカル指標を見る能力が無いせいか、シグナルを見れない。そのため、買い時のとっくに過ぎた銘柄を推奨したり、高値になり過ぎた銘柄を推奨する時がある。その点は要注意だ。

役に立たない&見なくなったユーチューバー列伝

田中泰輔の関連

この動画に見られるように、田中氏は曖昧かつ交渉に専門家っぽく話すが、短文にまとめると予想が怒涛のように外れている。2021年はむしろ円安で、95円などはかすりもしなかった。リスクオン(安全)リスクオフ(危険)の見分けも、よく外す。

一部でカリスマ扱いされているが、実はほとんど予想が外れている日本人アナリストの筆頭。

難しいことをわかりやすく解説動画などは時々役だったが、あまりにも有害なので見なくなる。

投資家養成チャンネル – Joe Takayama

元J・Pモルガンのヘッジファンドマネージャーということだが、プロフィールをよく見ると怪しい。たった10年の米国滞在で、大学を卒業し、不動産投資やさまざまな資産運用に携わって、ファンドマネージャーとなるいうのは、どう考えても優秀だとは言えない。

誠実さのあるルックスと綺麗目な語り口で人気のあるチャンネルだが、私は、長期で見てとその予想のハズレっぷりと、投資タイミング分析の鈍さに違和感を感じた。

また、直近の1年間くらいはずっと「今は株を買うべきタイミングではない」として、危険な取引を進めてくる。おそらくその理由は、チャンネルスポンサーのFX系証券会社であるためだろう。投資をすべきでない“待ち”の期間に、空売りだとか外国為替などリスクの高い取引を推奨してくるのである。

ただし、ニュースチャンネルとしは活用できるかもしれない。

楽天証券トウシル(アナリストの精度に問題)

広瀬隆雄(じっちゃま)以外がほぼ全はずれで、いつまで立っても次期スター候補生が出てこない。非常に良心的なチャンネルだが、それでも役に立たないものは見続けることはできない。

NOBU塾

役に立たない“野村證券系”ユーチューバーの筆頭。動画は面白い。だが、どっちつかずの予想で最後は常に根性論。見ること自体が時間の浪費である。

役に立たない元野村證券系ユーチューバーの長男。

宋世羅の羅針盤ちゃんねる

こちらも、見ているととても面白いが、投資をする上では知識的とても有害。保険営業マンならでは浅はかな知識で、債権・株を語るが、非常に適当でノイズになるので見るのをやめる。

役に立たない元野村證券系ユーチューバーの次男。

ドルの助【お金と投資の学校】

富裕層の分析動画には役立つものがあるが、全般的に野村證券の“体育会系、無知識推し”が強い。自身も不動産投資や株式投資で儲かっていないと言うか、損をしているのを告白している。のに、投資に関して無茶な情報発信をしようとしている。

役に立たない元野村證券系ユーチューバーの三男。

高橋ダン

とうとう欄外に落ちた高橋ダン。それそのはず、彼は自身でメディア(ポストプライム)を作った。経営者としては有能かもしれないが、基本的にあまり情報の質が良く無い。テクニカル指標を使ってはいけないFRBや国の金融緩和の時期に、ことごとく予想を外した。

【投資家】ぽんちよ

このチャンネルは、同じネタをずっとタイトルを変えて配信しているようなところがある。探究心がなく、かといって予想も当たらない。ただ、叙情的な面があるので人気は高いようだが、役に立たないことに気が付いてからは距離を置くようになった。

WATの米国株投資ちゃんねる!

SPYDに呪われてしまったユーチューバー

SPYDが減配した時に、散々嘆いたあと、大騒ぎしながら全部損切り。その後、SPYDは爆騰と増配を繰り返し、WAT氏はその度に、SPYDホルダーを非難する動画を作った。過去の思い出に囚われ過ぎて、その頃から冷静な動画が極端に減った。

そこが逆に面白いと言う人もいるだろうが、私は見るのをやめてしまった。だが「FIREに会ってみた」シリーズは役にたつかもしれない。

もふもふ不動産(不動産投資チャンネルとしても低評価)

役に立ちそうで役に立たない。アクセス・出世・マウント至上主義

もふもふ不動産は、元々は不動産投資のチャンネルだったが、彼の不動産スキルは低いため、いろいろバッシングされていくうちに、時事情報のチャンネルとなった。が、株式投資の検索でも上位にでるために、役に立たなくなったサイトとして載せておく。

彼は、自己顕示欲が異常で、アクセスが集中するならなんでもやると言う感じだ。見た目の割に丁寧な口調を、モットーとしてやってきたようだが、彼の頭の良さのアピールの場となっており、情報の役立ち度は実は著しく低い。

しかし、厄介なのは時間の無駄であることになかなか気がつかないところだろう。

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