読むだけで生活が劇的に改善。お金、経済の隠れた秘密とタブーを晒す、謎の人気作家:橘 玲のおすすめ書籍 16選

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真実を晒す作家:橘 玲 特集

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タブーを晒して真実を伝える作家といえば、橘 玲氏の存在以上の人はなかなかいないでしょう。本ブログでは、そんな彼の書籍を集中的に読んで、そのおすすめ順に掲載していきます。

最終的には全作品を網羅して、ランキングづけをするつもりです。

ブログ執筆者について

こんにちはPIT監督といいます。さらっとプロフィールをいうと、東京藝術大学大学院卒で、映画監督をしています。

本業は、書籍の編集者で、今まで不動産や経済や学術出版の編集を行なっており、現在は金融家メインの書籍編集に携わっています。
妻子あり。株式資産1,200万円、不動産を2つ所有。では、直近の私の読んだ橘玲さんのおすすめ本を解説していきます。

『スピリチュアルズ「わたし」の謎』

『スピリチュアルズ「わたし」の謎』

橘玲氏の新刊です。これまでの著者の本当はだいぶおもむきが違います。

どんなことが書かれているかというと、2016年のトランプ当選や2018年のイギリスのEU離脱選挙で使われた、悪魔の心理学『ビックファイブ理論』をベースに、この危険な心理学がどのように実際にビックデータと結び付けられた、不可能を可能にしているかを解説しています。

参考書籍は外国の未翻訳文献で構成され、日本には全く流通していない情報が満載で、しかも円熟期を迎えた著者の高精度な視点があります。
ちなみにタイトルは、自身の存在を神と考え、宗教などの存在よりも身体の五感に従う集団を『スピリチュアルズ』と名付けたところから来ています。すごい本です。

関連記事:ディープステートの存在を信じてしまった陰謀論者を駆逐する。米国選挙やイギリスのEU離脱から導き出された人間コントロール学。橘玲の代表作になるかも『スピリチュアルズ「わたし」の謎』

『80’s エイティーズ』

『80’s エイティーズ』
橘玲氏が本名上田高史として過ごした80年代にスポットを当てた自伝本になります。

この本は、バブル真っ盛りで、マックの深夜清掃の掃除から出版業に乗り出した頃の、狂った業界の風潮が克明に書かれています。

『全裸監督』の村西とおるさんのような、少し動けば大金が動き、政治が動き、警察、税務署が動くという、当時の出版業の凄さ。

それと同時に、なぜ橘玲という作家がタブーを切り込み、真実を掘り下げようとする作家になったのかを、書いています。

関連記事:橘玲の身バレ。バブル日本の出版業をリアルに描く。タブーと無双感と社会不適合者の誕生『80’s エイティーズ』橘 玲

『臆病者のための裁判入門』

『臆病者のための裁判入門』

たまたま交通事故に遭ってしまった知人のオーストラリア人のトラブルの解消をふとしたきっかけで手伝ってしまったせいで、かいまみた日本の裁判制度の闇。このオーストラリア人は、あい◯い損保(当時)が保険金を払わないということを告訴していくのですが、一般人でもこのような状態になるだろうという内容が盛りだくさん。

裁判の予定がなくても、日本人なら事前に読んでおけば、裁判に怯えなくなります。間違いない。裁判を起こすことに尻込みしたり、逆に訴えられたりしても動揺しなく無くなります。

関連記事:弁護士や裁判官が焦るヤバい真実満載。著者の壮絶な体験談で、民事訴訟の無意味さが暴露『臆病者のための裁判入門』橘玲

『臆病者のための株入門』

『臆病者のための株入門』
株式投資は、ほとんどの人が、先物、グロース、仕手株、高配当株など、部分的なところからスタートして、そこに強く影響されてしまいます。全体像を知ることによって、騙されにくくなるだけではなく、損もしにくくなるので、上級者ほどおすすめです!!

関連記事:全ての詐欺師の手口を先回りして退治!しかもアホでもわかる。プロの復習用にも最適『臆病者のための株入門』橘 玲

『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』

『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』
橘さんの一番有名で一番売れた本だと思います。
リベ大の両学長が最も影響を受けたのがこの本でしょう。おそらく読んだ人のほとんどが、そう思うはず。株式投資をしていない人なら、この本からスタートするのがいいでしょうね。

関連記事:税務署員のノルマ、マイクロ法人による無税など。最も危ない知的防衛論『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』橘 玲

『マネーロンダリング』

『マネーロンダリング』
この本は、橘氏の書籍の中でも特殊な立ち位置で、『タックスヘイブン』と同様、やばすぎる内容を小説の形を用いて書かれています。おそらく、内容的に小説でなければ書けなかったのでしょう。
村上春樹のスタイルを模倣して、巨乳美女と青年が、香港の金融市場でダイナミックな裏切り合いを繰り返しながら、徐々に結ばれていきます。
エンタメ度が高い書籍を読みたい人にはおすすめです。

関連記事:人脈の選定次第。違法送金のコツが書かれており、現代でも使える可能性大。ただし基本はエロティック小説『マネーロンダリング』橘玲

『「リベラル」がうさんくさいのには理由がある』

『「リベラル」がうさんくさいのには理由がある』
この本は集英社の「理由があるシリーズ」で、他の二つのシリーズはクソですが、本作は凄いです!第二次世界大戦に敗北し、GHQに占領された日本は、リベラルが主流の国になるのですが、同時、大きな欠点を抱えてしまっています。橘氏自身がリベラリストを自認しているので、悪戯にリベラルをバカにする本ではありません。
私たちの暮らす日本の、大きな闇の部分をこっそり教えてくれます。

関連記事:なぜ日本のリベラルは“理想バカ”なのか?戦争責任を実はとっていないドイツと日本の扱われ方の違い『「リベラル」がうさんくさいのには理由がある 』橘 玲

『(日本人)』(カッコにほんじん)

『(日本人)』(カッコにほんじん)
通説的に言われる『日本人は集団主義である。』は、大きな間違いであることを証明した数々の論文や学者がある中で、なぜ経済界や権力者にとって日本人が『集団主義』だと勘違いしてくれている方が助かるか?
を書いた本です。この本もベストセラーになりました。

アメリカ人こそ集団主義で、日本人は個人主義だったのです。

関連記事:日本人の100%は「自分は集団に馴染めない」と思っている。が、それゆえに集団に“変に馴染む”。橘玲の代表作『(日本人)』を読む

『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』

『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』

そもそも自己啓発書は、効果がなく、詐欺的な物ばかりである。自己啓発書は中毒になりやすく、買って読んでいる人はバカだ。

橘氏のこの警告は、まるで元会社の従業員の内部告発のように、衝撃を与えます。この本は、そんな自己啓発を告発するテーマです。

成功者の真似は無理なのだ。
そして、奇跡は、起きないのだ。豊かにはなれないのだ。
だったら、私たちは何をするべきなのか?

関連記事:善意で人を結果的に騙すものが、この世には溢れている。自己啓発書の闇を暴く『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』橘 玲

『女と男 なぜわかりあえないのか』

『女と男 なぜわかりあえないのか』です!
男と女の違いをタブー満載で緻密に描いています。私はページを捲るたびに驚き続けました!異性のことを知るだけではなく、同性のことも知っていくことで、この世の揉め事を大きく減らせる。
そんな作りになっています!

関連記事:同性は特に盲点。30を過ぎてからの異性・同性との人間関係の苦労を無くす『女と男 なぜわかりあえないのか』橘 玲

『言ってはいけない―残酷すぎる真実―』

『言ってはいけない―残酷すぎる真実―』
本書は、ベストセラーで著者の中でも売れた上位3位内に入る書籍だと思います。この本を読むことで、何が起きるかというと、人生における余計な危機を、なんとかやり過ごす力や、そのそもそれを避ける能力が身に付きます。若いうちに読んでおく本です!

関連記事:読んで得られるメリットは自分に使える「お金」と「時間」が増えること。しかし、デメリットも大きい『言ってはいけない―残酷すぎる真実―』橘 玲

オーディブルにも本書はあります 無料キャンペーン開催中

『残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する』

『残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する』

本書は、海外書籍の翻訳版で橘氏は監修に回っています。
ありとあやらゆる成功法則を探し、その中でも際どいものを集めた本。えぐいのが大丈夫な人は、ぜひ読んで見てください!

関連記事:通説を覆す。膨大な証拠をもとに冷静に、成功法則を提示『残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する』

『言ってはいけない中国の真実』

『言ってはいけない中国の真実』
中国の本質を、著者自身の豊富な取材や分析で描いています。非常に中立的に中国人を見ており、実際懐に入り込んで、さまざまな民衆の行動様式や考え方、日本とはかけ離れた常識感覚など、踏み込んだ分析が良い!

関連記事:民主化のために、共産主義化が進んでしまうジレンマ。だが、共産化が進めば進むほど豊かになる『言ってはいけない中国の真実』橘 玲

『ダブルマリッジ』

『ダブルマリッジ』

ある日、自分の戸籍謄本を取り寄せてみると、見覚えのない外国人の名前が増えていた。という、メルヘンなくだりで始まるが、実際は多くの日本人が現実の世界で経験している物語です。

SDGsが世に広まり、人権やジェンダーギャップについて考えるようになった今、この小説に書かれていることが重要になってくる気がします。
この世は、男にとって、男が気付きにくい形で、男社会、だったのです。男性が、妻や子供にこっそり隠れて読む小説です。

関連記事:戸籍操作を小説化。重婚は罪だが、罰則がないことを明らかにした。私自身の経験談も語ってみる『ダブルマリッジ』橘玲

『上級国民/下級国民』

『上級国民/下級国民』
池袋プリウス暴走事件の飯塚幸三を筆頭に、明らかになった上級国民の存在。それに対して、著者が取ったアプローチは、その文化背景を存分に描くことでした。格差社会の真相を見ることができます!

関連記事:冒頭で触れた飯塚幸三はいかに。ただ、団塊の世代が年功序列を守るために犠牲したものへの分析は秀逸『上級国民/下級国民』橘 玲

『無理ゲー社会』

『無理ゲー社会』
アフターコロナの社会を想定して書かれた、橘玲氏の入門書としては最適な書籍。秋葉原通り魔事件の加藤智弘とやまゆり園の相模原障害者施設殺傷事件の植松聖の解説にもページが割かれ、若い世代にとっての現代の無理ゲーさが、いかんなく書かれており、良い。
重要度は高いとは言えないが、深さもあり、この著者でしかかけないような内容の本となっていると思う。

この書籍はアマゾンオーディブルで無料で読めます。

関連記事:橘玲の入門書として書かれた。アフターコロナ、アフタートランプの生き方について考える。『無理ゲー社会』橘玲

いかがだったでしょうか? 上から順に5作品くらいまでは、ぜひ読んで見て欲しいです!初心者は、まずは『スピリチュアルズ』『黄金の羽〜』か『言ってはいけない』がいいかもしれません。
現在、橘氏の本は20冊程度読んでいますが、いずれは完全制覇して、全部ランキング付をしたいと思っていますので、どうぞご期待ください!!

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