コロナ・オリンピック暴落で仕込んだ銘柄:日本株(2)

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菅政権の情報開示タイミングがファンダメンタル投資をしにくくしている

 菅義偉総理大臣が訪米し、バイデン大統領と初会談をしました。そこで、ワクチンの輸入は9月ごろと発表されましたが、その後、5月に大量購入(5000万ドース)したことが発覚し、ゴールデンウィーク終了後に東京と大阪で大規模摂取がスタートします。

 菅義偉総理になってから、どうもこのようなニュース報道のギャップが多くなっており、それは半ば株価操作的な暴騰と暴落のタイミングの狂いのようなものが発生しています。そのため、私はニュースで株を買うのはやめて、単純にポートフォリオ化した銘柄が下げた時にちょくちょく買うというスタンスに方針を変えました。

4/30に購入した銘柄

  • 沖縄電力 2株
  • 武田薬品 1株
  • バルカー 3株
  • 沖縄セルラー 1株
  • 蔵王産業 2株
  • 合計 20,000円ほど

沖縄や九州を軸に旅行予約が始まっている

 沖縄銘柄が引き続き下落中です。

 沖縄銘柄は、以前にも話した通り、日経平均の動きからかなり遅れて連動しつつ動く傾向があり、関西電力の不祥事もあって、沖縄電力などは利回り4.1〜4.2%の間をさまよっています。10年チャートから見る限り、現在の1,400円前後は明らかに買いです。また、並行して少し下げて利回り3.1%になった沖縄セルラーも購入しています。沖縄セルラーは連続増配株ですので、3%で買っても長期で持てば4%台には5年ほどで到達する可能性が高い。離島の独自の電波状況のため、格安SIMの参入する余地がないというのも強みです。

 蔵王産業も追加購入しています。業績の慎重は鈍いですが、決算がそれほど悪くありませんでした。配当金も予想ですが、少しだけ増配が期待されます。超保守的な経営スタイルで、コロナショック後も決算は悪くなかったにもかかわらず、減配しました。それを今回、また少しだけ戻しにきている。ゆくゆくは、以前のような優良高配当株のポジションに戻るでしょう。

 武田薬品は世界的な医薬品メーカー株の下落に釣られて、決算と無関係に株価を下げています。現在は3600円前後と利回りは5%ちょうど。モデルナのワクチン受注を独占していますので、ワクチン接種の本格化で利益を出しますし、いくつかのパイプラインが進展しているので追加購入しました。値下がりが今後あるにしても3400円が強固な防衛ラインとしてあるので安心しています。

 バルカーは2070円台と久々の利回り4.3%台。景気敏感株とはいえ、配管系のパーツメーカーですから限りなく景気とは切り離された面が強い。もちろん、住宅着工数とは連動していますが、それでも決算が悪くない限りは買いだと考えています。

オリンピックの開催スタンスは強固に維持。だが課題も

 ゴールデンウィーク突入直前に日本医師会が公式声明で「緊急事態宣言解除は1日100人以下の感染者数で」という発表をしました。現在の渡辺会長は政権との連動感が乏しく、前会長の横倉さんのように政権と動きを共にする意欲には非常に乏しい。しかしながら、ゴールデンウィーク後の日本医師会の動きには注視してくべきです。なぜなら、彼らは医師・医療界の数値を知る数少ない団体だからです。

ゴールデンウィーク後の動き、5/24からのワクチン摂取のこと

 オリンピックの観客受け入れに関して、5月が重要なポイントとなります。

 5/24からはワクチンの大型投与も始まりますが、果たして間に合うのかどうか。

 既にIOCより無観客通告をされているので、オリンピックの開催が中止・延期しても株価に影響はないと言う見方をしているアナリストが多いのですが、私はもし影響があれば暴落は間違いないと思います。4年に一度の出来事を、サラリーマン証券マンが織り込めるはずがない、からです。そこで大惨事が起きれば、個人投資家にとっては大きなチャンスとなるでしょう(大恐怖祭り)。

 以上です。

 のんびり日本株を物色していきましょう。

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