1990年代以降に歴史変節。韓国反日の真実『韓国「反日フェイク」の病理学』チェ・ソギョン

オーディオブック

本書を読むべき人

  • 韓国人と親しく付き合う可能性のある人
  • 韓国に就労するか、ビジネスをする可能性のある人
  • 韓国の反日教育の転換点を知りたい人
  • 近年の慰安婦問題・徴用工問題を深く知りたい人
  • 韓国以外の隣国問題でも応用する知識を得たい人

本書の要点

  • 日本占領を知る世代が引退した1989年以降に歴史や辞書などの書換えがされた
  • 韓国のリベラル・左翼・アカデミズム、北朝鮮主導で反日運動がなされた
  • 1990年ごろまでは韓国では反日・反米がほぼ同率もしくは反米が強かった
  • 1991年以降は反米は消え、反日一辺倒のとなる
  • 1990年以降、慰安婦経験者は始球式、歌手活動をするなどアイドル化する
  • 葬式等、生活スタイルに日本の様式が根深く残る韓国の現状
  • 著者の親世代は、反日教育があまりなされていない

著者情報

崔碩栄(チェ・ソギョン 1972年生まれ)

高校時代に日本語を勉強したのをきっかけに日本に興味を持ち始める。韓国の大学で日本学を専攻し、軍を除隊後、1999年に渡日。関東地方の国立大学の大学院で教育学修士号を取得。大学院修了後は劇団四季やガンホー・オンライン・エンターテイメントなどで勤務した。現在は日本に在住し、フリーライターとして韓国の反日、日韓の領土問題や歴史問題等について執筆活動を行っている。

(wikipedia参照)

著者はなぜ、韓国の反日洗脳教育に気づいたか?

本書では、このとこに関して著者が幼少期に見ていたテレビ番組の例が出ている。
その番組は日本のテレビ番組で、ナレーションは韓国語に吹き替えされている。
しかし、ところどころ日本語の字幕が残っている。
そのテレビで、ある動物の絶滅危惧に至る経緯を説明するシーンで、
ナレーション:日本人によってその動物は大規模な捕獲があり、絶滅危惧となった
字幕:日本人や現地韓国人によって、捕獲が進み、現在は絶滅危惧に瀕しているという、放映があり、著者のような日本語と韓国語に精通している人間は、自分たちがなんらかの洗脳教育を受けていることに気がついた、ということが語られている。

リスクの高い徴用工・慰安婦問題は徹底的な調査された内容

本書の特に注目する点は、近年問題になっている「徴用工」と「慰安婦」の内容である。韓国では、これらの内容について、少しでも日本に味方するような内容を話すと、集団で攻撃され、人格否定がなされるということだ。他のトピックよりも格段にリサーチがなされている。
全てが全て捏造というわけではないが、1990年以降、日本占領時代を知らない世代が登場してからの事実変節の状況が事細かくルポされている。

本書を読んで得られるもの

私はこの本を読むことで、日本人はおそらく韓国人への怒りを減らせるのではないかと思う。
情景が浮かぶのである。やりたくて洗脳教育をやっているわけではない。
こういう形でしか韓国の根深い反日理解はできないわけだが、それでも本書を読むことで日本人の方が変わるしかないのだということが実感できる。彼らへの怒りを一度でも感じたことがある人は、ぜひ読んでみてもらいたい。

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