2021-07

オーディオブック

珍妙なポジティブ思考。だが、性欲と自己実現の関わりに、ここまで多く割いたのは凄い。『シリコンバレー式超ライフハック』

本書を読んで明らかになったのは、米国人の性生活や倫理観が、今、大きく揺れていることだ。彼らは、どの先進国よりも離婚と不倫をしている。しかしそのくせ、統計学的に離婚をしないほうが、幸福度も資産の低減も少ないことを熟知している。
投資

民主化のために、共産主義化が進んでしまうジレンマ。だが、共産化が進めば進むほど豊かになる『言ってはいけない中国の真実』橘 玲

、参考になる書籍は非常に少ない。なぜなら、日本人の書いた中国に関する書籍のほとんどは”隣国としての感情”を起点としているからだ。だからと言って、学者が書いた書籍も参考にならない。なぜなら、感情に近い”ムード”を無視する傾向があるからだ。ましてや、中国に行ったことがあるから、とか、中国人の友人知人が多いというのは、もっと意味がない。
投資

チャイナショック到来。中国株は買い場。企業を取り締まるたびに好景気化した不思議な中国国家体制を読み解く(二大中国研究家の論から今後の展開紐解く)

橘玲氏と副島隆彦の二人の中国分析の第一人者の著作をベースに、チャイナショックの株式投資方針を論じていく。
オーディオブック

アマゾンレビューは荒れているがかなりの良書。諜報員の外交費の使い方、会話、心理術『超一流の諜報員が教える CIA式 極秘心理術』

本書のアマゾンレビューは賛否が入り乱れ、批判がかなり多い。しかしながら、批判者は本書をきちんと読んだ形跡がなく、よくわからないことを書いている。
投資

一般人の不動産投資への道を切り開いた書籍。しかし注意して読むべし。コロナ後の今、読んだ感想まとめ『まずはアパート一棟、買いなさい! 』石原博光

この本が出版されてから、これまでは医者などの高額所得者や、地主の二代目くらいしか行わなかった不動産投資が一般化した。それによって起きたことは、皆さんもご存知だと思うが、レオパレス事件やスルガスキームという巨大詐欺事件である。
オーディオブック

スピリチャル全面ゴリ押しだが、忘れかけたピュアさを思い出させてくれる「昭和本」『生き方 人間として一番大切なこと』稲盛和夫

この本が支えている思想は「気合」に似ている。その「気合」の部分を、表現するのに、言語化する適切なものがなく、代わりにスピリチュアル的な用語を乱発しているのではないか?そしてその部分が、日々、無理をして限界に挑んでいる経営者や、トップサラリーマンに支持されているのではないか? 再読して、私はそのように思った。
オーディオブック

草稿から描きかけ中断、死後有名になる著作まで収録。創作プロセスがわかる編集方針『カフカ寓話集』

カフカ収録作品リスト 皇帝の使者(1917)/ジャッカルとアラビア人(1917)/ある学会報告(1917)/ロビンソン・クルーソー(年代不明)/サンチョ・パンサをめぐる真実(年代不明)/アレクサンドロス大王(年代不明)/新しい弁護士(1917)/ポセイドン(1920)/アブラハム(年代不明)/メシアの到来(年代不明)/こうのとり(1917)/貂(年代不明)/使者(年代不明)/小さな寓話(1920)/獣/だだっ子(1917)/柩(年代不明)/掟の問題(1920)/一枚の古文書(年代不明)/走り過ぎる者たち(1907)/よくある事故(年代不明)/十一人の息子(1917)/兄弟殺し(1917)/中庭の門(1917)/隣人(1917)/巣穴(1923)/最初の悩み(1920)/ちいさな女(年代不明)/断食芸人(1924)/歌姫ヨゼフィーネ、あるいは二十日鼠族(1924)
投資

リベ大の両学長を意識しすぎ、偏った&誤った知識を流布。でも良い面も若干。全体的に残念な本『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』高橋ダン

彼がこの本で紹介したMACDやストキャとティクス、RSIなどは去年、そのことがきっかけになって一部ではブームにもなったようだ。だが、近年、これらの指標はあくまでそれを見ている人が共通のシグナルと受け取ることで、一斉にアクションにつながる、というだけのことがわかっている。
オーディオブック

S&P500社の寿命は平均12年という真実。破壊的イノベーションの数少ない解決方法。ウォーレン・バフェットの企業選定方法と同じ『両利きの経営』

私が本書を読んで思ったことは、この本に書かれていることは、優れた投資家が決算書を読んでジャッジすることと似ているということ。例えば、ウォーレン・バフェット『バフェットからの手紙』に書かれていることと、ある意味で内容が一緒だということだ。
オーディオブック

通説を覆す。膨大な証拠をもとに冷静に、成功法則を提示『残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する』

一般的な成功法則を心棒し、国民の多くが賢くこの行動をとったことで地獄に落ちたモルドバの例も前半でてくる。これは、サッカー先進国(フェイクを使うスポーツ)であるブラジルやアルゼンチンがいつまでも、経済格差が酷く、特にアルゼンチンなどは国家デフォルトを繰り返す現象を、端的に表しているようにも思える。