2022-02

書評

事故物件サイト「大島てる」の悪用。借地権の購入・投資、賃貸保証会社など身近なリスクを扱う『正直不動産(13)』

私が今回注目したのは「底地投資(借地権を取り扱う)」のパートだ。現在、日本の主要都市では不動産バブルが発生しており、目立つところではマンションの高騰がニュースとして一般的に伝わっている。これに付随して、戸建の販売も好調で在庫切れた続出している。
オーディオブック

「ときめき」がさりげなく暴露する広告経済の闇。過去の否定を楽しむ断捨離イズム『人生がときめく片づけの魔法1&2』近藤麻理恵

Q:最大のメリットは何か? A:可愛く騙されない人間になれること。私自身、可愛さと騙されないことは、両立しないと思ってきた。若い時に美人だった女性が、衰えと共に意地悪で怖いおばさんになるのは、100人中100人だと思ってきたが、この書籍を読んで考えが変わった。このメリットは、男性にとってはちっともいいことではないが、女性にとっては大きいのではないか。
オーディオブック

金融教育本は安易に子供に読ませるな。『バビロンの大富豪』『私の財産告白』に足りないもの。世界標準ライフハック小説『アルケミスト』パウロ・コエーリョの金融教育と知識教育を考える

リベ大の両学長によって一気に広まった『バビロンの大富豪』だが、必要な内容は『収入の何割かを貯蓄と投資に回す』という話であるにもかかわらず、長くてつまらない。 そして思うに、この本を読むと守銭奴としての能力は上がるが、それの資産を持ってして人生で何をするのかを考えない人間になってしまう可能性があるということだ。つまり、本としてのバランスが悪く、魅力がないのにヒットしている過大評価の書籍である。
オーディオブック

ビックテックの支配方法を分析。 スコット・ギャロウェイ三部作『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』『GAFA next stage ガーファネクストステージ』『HAPPINESS(ハピネス)』まとめ

ギャロウェイ自身が普段は大学の教授職をしているため、その著作の全てが、なんとなく学生に向けて書かれているような気がするのだ。わかりやすいという意味ではなく、将来性を見据えて書かれており、知識の共有ではなく、永続するヴィジョンの共有という側面が強い。
オーディオブック

前著を読んだ人だけ読むべき。GAFAは無関係『ニューヨーク大学人気講義 HAPPINESS(ハピネス)』スコット・ギャロウェイ

裏テーマ:GAFA時代の大成功者は、奇人だ:奇人に憧れるな。 実はよく読むと、本書はGAFAやGAFAムーブメントを長期にわたって研究し続けてきた学者兼経営者による『奇人になることを回避する方法』の本だとわかる。つまり、彼は、自分がGAFAを攻略し、勝てるかもしれない策を講じるとともに、常識人になることを伝えているのだ。
映画制作

スマホでつまらなかったが、プロジェクターで見て感動した作品。理由を考える。視聴サイズと音の考察:映画『コロンバス』(2017)

映画監督をしているとはいえ、私自身シネフィルでもなく、なんでも間でも映画館で見るべきという いわゆる「シアター至上主義者」でもない。 ずっと昔から多くの映画をPCで見てきたし、年間で言うとスマホで見る映画の本数は、劇場や画角の大きなプロジェクターで見る本数に比べて20〜30倍違う。 だが、今回人生で初めてスマホではつまらなかったが、大画面だと異常に面白い映画が存在すると言う経験をした。それについて、一体なんだったのか?というのを考察してみる
映画制作

本書で語られる13人の監督を、さらに現役映画監督の視点で分析。消える監督・生き残る監督とは?『映画監督になる方法』曽根 剛

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オーディオブック

子供へのネット対応は読む価値あり。アダルトチルドレンならではの内容・回答が豊富『僕が親ならこう育てるね』ひろゆき

Q:どんな人が読むべきか? A:子供がまだ小さいか、既にネットやスマホのへの対応で揉めている子供を持つ親。 上記は、すぐにでも読むべきだと思う。役に立つ。 あとは、父親と母親で育児の<strong>基本方針が違いすぎる夫婦も読んだほうがいいかもしれない。なぜなら、ひろゆきの考え方というのは基本的には「弁証法」だからだ。 つまり現実主義だし、よく考えるとそれしかない、という風な答えが書かれている。
オーディオブック

戸籍操作を小説化。重婚は罪だが、罰則がないことを明らかにした。私自身の経験談も語ってみる『ダブルマリッジ』橘玲

本書を手に取った一番の理由は、私の父もこの登場人物と同じような海外生活をしていたからだ。つまり、父は海外に私の他に子供がいた。というか、私の周りには同様な両親を持つ家庭は他にも存在しており、珍しくはあるが、稀ではないというレベルだった。
オーディオブック

政府の無策や男女の格差を埋める。だが、実態はヤクザのいない自立型の風俗『パパ活女子』中村 淳彦

この“パパ活”企画を引き受けた中村氏の元に、突然、業界最大手の「ユニバース倶楽部」から直接の連絡がある。ユニバース倶楽部は、おそらく、担当編集者からの依頼で中村氏に連絡をしてきたのが読み取れる。そして、ここでユニバース倶楽部担当者から直々にシステムや、パパ活の歴史などが語られていく。