投資と映画資金・情報・期間が足りない新人監督が見習うべき作品。破綻・設定の問題を隠しても、国際的な評価『PLAN 75』早川千絵(総監修:是枝裕和) インディペンデントの作家を、壊して、乗っ取りをしてくる背景に、いわゆるプロフェッショナリズムがあると思う。それは、指示に従ってくれないプロ意識の高いスタッフであったり、資金集めをする人々の「これじゃあ、客が入らない」という圧力が関係している。 2023.09.22投資と映画映画制作雑感
投資と映画演出は濱口竜介より上。大衆化に挑むが、脚本の緻密さに乏しく、ミスキャストも。でも音環境へのこだわりを評価『ケイコ 目を澄ませて』三宅 唱 映像関係の仕事をしていたり、映画を監督したことがある人間からすると、三宅 唱は、その濱口竜介の数倍の演出力を持っていて、それはおそらく濱口竜介監督もわかっていると思う(だからインタビューでいつも彼は下手に出る)。そもそも素質が三宅 唱監督の方が全然上で、その差はインディーズの頃から全く埋まっていない。この関係は実は、15年ぐらい続いている。 2023.09.11投資と映画映画制作
投資と映画自主映画・長編映画のスタッフ&お金問題。映画監督たちは一体どうすればいいのか?(2)長編映画の最初の資金繰り・その後の信用 前編記事では、地道なスタッフィングやギャラ、映画制作の現場的な話題を話してきましたが、ここでは、きちんとした予算規模の自主映画でデビューする重要さと、映画制作費のトータルバジェットの話をしていきたいと思います。 2023.02.10投資と映画映画制作雑感
投資と映画自主映画・長編映画のスタッフ&お金問題。映画監督たちは一体どうすればいいのか?(1)希少スタッフへの考え方と、作品の精度の高め方 一部の自主映画出身の現在は巨匠の域になりつつある作家たちが、過去の自身の低予算スタッフィングへの後悔というか、エクスキューズ的な面で、スタッフ配慮を打ち出す活動を始めたのも大きいと言えます。しかしながら、これが自主映画の作品数を一気に減らすことになりました。 2023.01.23投資と映画映画制作雑感
オーディオブック超ヒマな“ボロ儲け組織論”、隠れた“利益積み増し”、見た目だけの“値引き”『ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か』エリヤフ・ゴールドラット 世の中には、京セラの稲盛和夫や堀江貴文、両学長のような生まれながらに、金を稼ぐことや経営学を知っている人間がいる。それはこれまで特殊な才能として崇められてきた。だが、本書『ザ・ゴール』はそれを超簡単に表現した書籍だと言える。 2022.12.13オーディオブック投資と映画映画制作書評
オーディオブック理性を否定する。本能を人間が操るための学問『行動経済学の逆襲(上・下)』リチャード・セイラー 株価の暴落などの立ち振る舞い方なども書かれており、金儲けのメソッドも意外なほど書かれている。大衆(変な人の集合体)を行動させることに注目した、行動経済の本当の怖さを割としっかり知って、それを活用したいと言うよくがある人が読み込む本だと思う。 2022.08.20オーディオブック投資投資と映画書評
投資と映画配信で自主映画を見る時代:『アルビノの木』を見ながら、藝大卒の映画監督が鑑賞者に伝えたいことを考えて見る(ライブラリ化のリスク) 私は、実は『アルビノの木』を以前より知っていて、見たいと思っていた自主映画の筆頭に上がっていた。それはなぜかというと、某映画祭(有名な地方の映画祭、確か高崎映画祭だったような)のディレクターが、2016〜2017年に非常に印象に残った自主映画だという話をしていたからだ。 2022.05.11投資と映画映画制作
投資と映画濱口竜介作品を全て見ている藝大出身映画監督が語る『ドライブ・マイ・カー』:濱口監督らしさを排除した、経済的整合性への道 カンヌ国際映画祭での脚本賞を含む二冠からアカデミー賞の作品賞・監督賞などの主要部門へのノミネート、国際長編映画賞の受賞に至るまで、快進撃を続け、今や国民的な映画作家になった濱口竜介監督だが、実はその作家性の分析が案外きちんとされていないのは、案外知られていない。 2022.04.07投資と映画映画制作
投資と映画ストーリー・演出・演技が低レベルだが、注目すべき作品。新人女性(LGBTも)監督が処女作でやるべきこと『ブルーアワーをぶっ飛ばす』箱田優子 本作は、俳優の演技もストーリーもレベルが非常に低く、特に配信では最後まで見ることができなかった人も多いのではないだろうか? 一応、劇場公開もしているが興行収入は低い。だが、なぜ私はこの作品に注目するのか? をこれから説明していく。ここを知ると、世界の映画祭で確実に勝てる可能性が上がるのでぜひ注意して読んでほしい。 2022.04.01投資と映画映画制作
投資と映画歴代の日本インディーズ映画ブームと異なった、異色の空族ブームについて。『国道20号線』『サウダージ』のムーブメントを間近に見た記憶を元に 2000年代から2010年ごろにかけての空族のブームは、今のところ最後の単館系自主映画ブームと言っていい。そんな映画制作集団の空族について、過去の私の実体験した自主映画のブームも踏まえ、私なりの考えを書いていこうと思う。 2021.11.18投資と映画映画制作